玄賓(げんぴん)庵は平安時代に玄賓僧都が隠棲したと伝えられるの庵(いおり)で、謡曲『三輪』の舞台としても有名です。
もとは三輪山の桧原谷にあり、山岳仏教の寺として栄えたようです。しかし荒廃し、寛文7年(1667)に比久宴光が
中興した後、明治維新の神仏分離で現在地に至っているようです。この庵には不動明王像(重文)を祀っています。